古文書塾てらこや

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特別講座(短期)

 

自分の花押を持ってみませんか 

 

 

岩本 博幸

  • 火曜日 13:30~15:00

全5回(1/9、1/23、2/6、2/20、3/20)


[講座内容]

花押は、平安時代に始まったとされ、草書体を図案化した署名です。書き判とも称し、据えるという言い方をします。戦国武将は自己確認のサインとして活用しました。江戸時代、10万石以上の所領の安堵は、将軍の花押が据えられました。現代でも内閣の閣議決定を得た案件には、各国務大臣が閣議書に花押で署名しています。

花押は草書体からの制作(考案)になりますので、その前段階として、比較的親しみやすい「変体かな」の学習から始めたいと思います。かな文字の「用の美」を実習していただき、 花押の実例なども学びながら、終盤には「花押」の創作時間をお楽しみ下さい。

 

[講師からひとこと]

現在でも使用できるような、「花押のサイン」を、全5回の「てらこや講座」で皆さんとご一緒に考え、作成の一助になれたらと願っています。特に毛筆で書く「平仮名」には、運筆での筆圧と緩急により美しい文字が表現できます。
この講座で得心のできる「花押」が完成して、大いに活用していただけましたら大変嬉しいです。

 

[講師プロフィール]

書道を中村素堂、篆刻を関野香雲に師事、東京印章協同組合講習会講師として23年間在籍、主任講師等を務める。公益社団法人 全国印章業協会主催、全国印章技術大競技会審査委員長などを歴任。2005年4月に「運筆の原理」(楷書編)の小冊子を刊行。

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特別講座(短期)

大久保利通の手紙を読む 

 

 

桐野 作人

  • 火曜日 19:00~20:30

全5回 (1/9、1/23、2/6、2/20、3/20)


[講座内容]

講座も慶応4(1868)年に入りました。この年は明治元年でもあります。鳥羽伏見の戦いから 東征、戊辰戦争という明治維新の激動のさなかに突入しました。戊辰戦争の諸相を見ていくのはむろんですが、軍人ではなくて政治家である大久保利通の手紙はまた別の味わいがあります。激動期は混乱期でもあり、試行錯誤の時期でもあります。大久保の目を通した明治維新を見つめていきます。成立したばかりの新政府の内外で起こる様々な事件や外交問題、さらに旧幕府側の動きなども取り上げてみたいと思います。

 

[講師からひとこと]

本講座は、くずし字の解読ではなく、活字になった史料(手紙・建白書・日記など)を読みながら、記主の行動や思い、当時の時代背景などを、他の関連史料とともに探り、考えていく講座です。初心者の方でも関心のあるテーマや人物であれば、興味深く読めて、より深い理解が得られるよう努めるつもりです。

 

[講師プロフィール]

歴史作家。出版社の編集長を経て作家活動に入る。幕末維新史や織豊期を中心に執筆・研究・講演を行う。主な著書に『孤高の将軍徳川慶喜』『さつま人国誌』幕末・明治編、同編2、『織田信長―戦国最強の軍事カリスマ―』『島津義久』など多数。

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特別講座(短期)

浮世絵を読む 

 

 

藤澤 茜

  • 水曜日 10:30~12:00

全5回
紅色クラス(1/10、 1/24、 2/7、 2/21、 3/28)
藍色クラス(1/17、 1/31、 2/14、 2/28、 3/28)


[講座内容]

精密な彫、摺の技術に支えられた色鮮やかな浮世絵版画には、数多くの情報が盛り込まれています。本講座では、その情報に着目し「浮世絵の情報を読みとく」ことを中心に進めます。

今回は浮世絵師に焦点を当て、それぞれの個性を反映した作品を紹介します。浮世絵版画を大成させた菱川師宣、美人の大首絵で人気の喜多川歌麿、「名所江戸百景」などの風景画で海外にも影響を与えた歌川広重、役者絵や小説の挿絵等で流行を創った歌川国貞を取り上げ、浮世絵の魅力にせまります。

 

[講師からひとこと]

みなさんは浮世絵を手にしたことはありますか?本講座では約160年前に作成された浮世絵版画を持参しますので、間近でご覧いただき、浮世絵とはどんなものか実感していただければ嬉しく思います。

 

[講師プロフィール]

学習院大学、東京外国語大学、東海大学ほか講師。国際浮世絵学会常任理事。博士(日本語日本文学)。専門は江戸文化史、演劇史。歌舞伎研究からスタートし、役者絵の面白さに魅せられ、研究対象を浮世絵にも広げています。現在は浮世絵を通して江戸文化を見るということに興味があります。著書『歌川派の浮世絵と江戸出版界』(勉誠出版)、『浮世絵が創った江戸文化』(笠間書院)、『藤間家所蔵浮世絵全覧』(公孫樹舎)。
雑誌『演劇界』にて「江戸芝居百景」を連載中。

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特別講座(短期)

江戸美人を探る ―江戸のファッション事情―

 

 

村田 孝子

  • 水曜日 13:30~15:00

全5回 (1/10、1/24、2/7、2/28、3/28)


[講座内容]

本講座では江戸時代前期の肉筆浮世絵から、江戸時代末期までの浮世絵美人を資料として、江戸時代の女性たちの装いについて、探っていきます。化粧、髪型、衣装など時代によって、また、身分、階級、未婚、既婚、地域などでもいろいろな違いがありました。当時の美人の条件は、色白だったこと、紅は赤一色、お歯黒、眉化粧の意味、そして髪型なども分かると、美術館、博物館などの展示内容がある程度分かってきます。一緒に美人を探しましょう。

 

[講師からひとこと]

江戸時代の女性たちがどのような装いをしていたのか。今に通じる化粧法があったり、髪型の種類とその意味など、当時の美意識が垣間見えてきます。菱川師宣、鈴木春信、喜多川歌麿、渓斎英泉、歌川豊国などが描いた浮世絵美人をじっくり見てみましょう。

 

[講師プロフィール]

専門は、日本と西洋の化粧、髪型文化史。現在、ポーラ文化研究所シニア研究員。江戸・東京博物館外部評価委員。主な著書に『広辞苑』岩波書店 第五版・「風俗」、『江戸時代館』、『明治時代館』小学館化粧部門執筆。『江戸三〇〇年の女性美-化粧と髪型』青幻舎執筆ほか。

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特別講座(短期)

商家文書を読みとく ―三井越後屋の奉公人―

 

 

下向井 紀彦

  • 水曜日 19:00~20:30

全5回 (1/10、1/24、2/7、2/21、3/28)


[講座内容]

京都・江戸・大坂それぞれに複数の店舗を構え、衣料品の仕入から販売まで一貫して掌握していた巨大呉服問屋・三井越後屋。越後屋では非常に多くの奉公人を抱えており、その数は三都市あわせて最大1,000人以上にのぼりました。越後屋はこのような大勢の奉公人をいかにして雇用し把握していたのでしょうか。本講座では、奉公開始・昇進・暖簾分けなど奉公の節目において発給される書類や、勤務評定・報酬の帳簿を用いつつ、江戸時代の社会経済の枠組みなどをからめながら、越後屋における人事・労務管理の実態をお話しいたします。

 

[講師からひとこと]

本講座では各回の導入としてテーマに関連したくずし字史料を紹介・解説しますが、くずし字の読解能力は問いません。本講座を通じて、ただくずし字を読むだけでなく、史料の内容から何を汲み取るのかを知っていただけたらと思います。古文書から江戸時代のことを調べてみようと思うきっかけになれば幸いです。

 

[講師プロフィール]

広島生まれ。公益財団法人三井文庫研究員。博士(文学)。専門は近世流通経済史。主要な研究テーマは三井越後屋の仕入・販売、近世瀬戸内港町(特に尾道)の商業・産業・地域振興策。著書に『史料が語る 三井のあゆみ ―越後屋から三井財閥』(共著)。

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特別講座(短期)

くずし字で読み解く茶の湯の伝書

 

 

米田 雅子

  • 木曜日 13:30~15:00

全5回 (1/11、1/25、2/8、2/22、3/22)


[講座内容]

侘び茶を大成した千利休の没後百年の元禄時代から様々な茶の湯の伝書が作られました。その目的は、利休の茶の湯を顕彰することと、その内容を文章で平易に啓蒙するところにありました。点前の解説を中心とする入門書、茶人の逸話をまとめた茶史書、茶の湯の精神をまとめた茶の理論書など様々ありますが、本講座では一般向きの伝書を読み解き、江戸時代の人々がどの様に茶の湯を享受していたかを探ろうと思っています。テキストは尾張徳川家の家臣近松茂矩がまとめた「茶窓閒話」(国立公文書館蔵)で、数寄雑談について、百八十話が記述されています。利休の二百年忌を迎える享和四年に版行されました。

 

[講師からひとこと]

皆様は一椀の抹茶を頂く事により、心を癒された経験がおありでしょうか。

茶室・茶掛け・花入れ・茶花・茶碗・茶入・棗・茶杓など様々な魅力的なしつらえの中で、亭主と客が心を通わせながら一期一会の時を過ごす至福の体験を、伝書を読み解きながら味わって頂けたらと考えています。

 

[講師プロフィール]

江戸時代の村方史料の読解を出発点に、和歌、茶掛けなど多様なくずし字にふれ、現在は市民講座の講師として、市民の方とともにそれらの魅力を追求しています。

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特別講座(短期)

江戸を楽しむ ―続・江戸の寺社あれこれ―

 

 

浦井 祥子

  • 木曜日 18:30~20:00

全5回 (1/11、1/25、2/8、2/22、3/22)


[講座内容]

本講座は、江戸について楽しく学んでいただくことを主旨としています。その期のテーマに沿って、文字史料や絵画史料を適宜使いつつ、お話させていただきます。

今期は、引き続き「江戸の寺社」がテーマです。江戸時代、公家・武家・町人など、あらゆる階層の人びとにとって、寺院や神社は身近な存在でした。寺社文書などを繙くと、当時の宗教(信仰)のあり方、葬儀・墓の形式、寺社と盛り場の様子など、さまざまなものが見えてきます。いくつかの寺社文書と、それに関係する文書などを用いながら、江戸の寺社について、あれこれ楽しく学んでみたいと思います。初めての方もどうぞおいで下さい。

 

[講師からひとこと]

史料として一部くずし字の史料を使用しますが、くずし字の基礎的な知識や読解の経験は問いません。江戸時代に興味のある方に、さらに江戸を楽しむきっかけになっていただけたらと思います。

 

[講師プロフィール]

専門は近世史。徳川林政史研究所非常勤研究員。江戸の時刻制度を中心に、江戸〜明治期について研究している。著書に『江戸の時刻と時の鐘』、共編に『浅草寺日記』などがある。

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特別講座(短期)

絵と文字で楽しむ江戸歌舞伎~入門編 

 

 

埋忠 美沙

  • 土曜日 10:30~12:00

全5回 (1/6、 1/20、 2/3、 2/10、 3/31)


[講座内容]

本講座ではくずし字を学びながら歌舞伎に親しんでいただくことを目的としています。今期は、現在でも文楽・歌舞伎で繰り返し上演される人気作『義経千本桜』(1747年初演)の歌舞伎台本をテキストにします。本作は源平合戦を題材に「平家物語」や「義経記」など取材し、生き延びていた平家の武将と源義経を軸に展開する物語です。全五段の長編ですが、今回は四段目「河連館の場」を扱います。江戸時代の台本でくずし字を学びながら、作品の背景や、演技演出についてお話しします。

 

[講師からひとこと]

くずし字と歌舞伎の基本からお話しますので、歌舞伎や江戸の資料に敷居の高さを感じている方にこそ、参加していただきたいと思っています。くずし字は基本的なひらがなを学びます。応用編と扱う作品は同じですが、入門編は読み進めるテキストの量とレベルが異なります。

 

[講師プロフィール]

専門は江戸歌舞伎。早稲田大学文学部助教、同大演劇博物館兼任研究員。博士(文学)。同大助手、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て現職。主な仕事は、『未翻刻戯曲集』『正本写合巻集』(共に日本芸術文化振興会[国立劇場]発行)編著、雑誌『演劇界』「歌舞伎名作案内」連載、など。歌舞伎座字幕ガイド解説員。

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受講料

受講料: 3ヶ月全5回講座 13,650円(税込)
資料代: 500円/5回(税込)


開講日 4階 受付にて 現金でお支払いをお願いいたします。

開催場所

〒100-0012
東京都千代田区日比谷公園1‐4

日比谷図書文化館 4Fセミナールーム

交通アクセス